とまり木

時には枝のように、時には鳥のように

megum

場の重なり


12月17日はたくさんのともだちに会いに東京へ行ってきた。
用事を済ませて杉並区阿佐ヶ谷の産業商工会館に着いたのは15時半頃。
もうみんなは集まっていて当たり前のように私たちもその輪に加わった。

次回のとまり木前夜にも書く予定だけれど、
私は以前東京の杉並に住んでいて本当に偶然“100とも”に出会った。
一般社団法人ISPが主催するそれは、月に一度そこに行けばともだちに会える場所。
まず何よりも聴き合うことを大切にしていて、終わったときの満足感がきもちいい。

2年前の春、もやもやと日々を過ごしていた私はFacebookでみつけたISPのイベントになぜか惹かれ
知り合いもいないのに行くことを決めて、そして実際に行ってみた。
会場に入った瞬間、その場にいるみんながにこやかにさわやかに迎えてくれて、嘘みたいだった。
だってそのときまで知らない人同士だったから。
宗教か何かの勧誘かと疑ってしまうくらいで、その空気に上手い具合にのみこまれて私もたぶん素直になっていた。
なんでこんなに心をひらけるのだろう、と不思議な気持ちになりながらそのイベントは終了したのだけれど、関係や空気を一度だけでは終わらせたくないと思った。

それ以後、100ともをはじめとしたワークショップに参加しはじめて、
私の世界というか、行動範囲が広くなっていった。
知り合いが全然いなかったのが嘘みたいにどんどんともだちができて、その度にたくさんの価値観と出会う。
100ともという場に参加したことがある人、というだけで安心して一緒にいられて、何かができる。
気付いたら私にとってとても大切な場所になっていた。

今回は第50回の100とも。
ぜひお祝いしたいしみんなに会いたいと思って行ってきたのだ。
ブログや冊子を作り始めてから気付いたけれど、物事は続けることが大切だ。
そして続けることは想像以上に大変だ。
定期的に50回行ったという事実は、今の私にはとても大きくみえる。
積み重ねてきたものが確かに感じられて、その日の100ともはいつものようにきもちいい時間だった。

私たちがいわきに引っ越したことを知るともだちは、その場にいることを驚いていたけれど
居ることが自然だったんだ。

来年度から代表理事が代わるそうだ。
これまでの代表も、これからの代表も、どちらも大好きで
これからはどんな風に育っていくのか、わくわくしている(ちょっと混ぜてほしいくらいに)。

-megum
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