とまり木

時には枝のように、時には鳥のように

savamiso

<とまり木前夜>修作編⑮ 〜2015年7月のこと。


前回の投稿が少し重い感じだったのだけれど、仕事が決まるまで毎日のように鬱々としていたかと言われればそうでもなかったはずだと思い、当時の写真や日記を読み返してみて、大変なことに気付いた。今回は写真と事実関係だけを完結に書きたいと思う。2015年6月23日から仕事が決まるまでの動きである。

■7月4日 西会津国際芸術村へ。

妻が引っ越す前から関わりのあった写真家・野口勝宏さんの写真展へ。この日はクロージングパーティーがあり、谷川賢作さんのピアノコンサートも開かれた。ちなみに、この時が教習以来の高速道路の運転だった。

 

◆7月5日 会津散策。

翌日、そのまま帰るはずもなく、しかも「福島県民になったのに福島の基礎知識がない」というよくわからない理由で会津散策。鶴ヶ城→五色沼→猪苗代湖を巡って帰宅。

 

◆7月7日 川内村へ。

小冊子「とまり木」第2号でご紹介した杉並の堀ノ内の千日紅ツアーで植えた千日紅の様子を見に川内村へ。このとき、何も知らずに国道399号線を走って行ったのだが、死ぬかと思った…。無事に咲いていて一安心。

 

◆7月10日 もりたか屋との出会い

この日は、小松理虔さんのトークイベントを聞きに、初めて「もりたか屋」へ。このとき、ひょんなことから建物全体を案内してもらったことをよく覚えている。その後、小名浜の「UDOK.」にも初めてお邪魔した。この日がなければ、いまが少し違っていたかもしれないなと思う日である。ちなみに、この日は日中に高校野球の予選を見たあと、勿来海岸に行っていた。

 

◆7月12日 FOR 座 RESTに行く。

福島市で開かれていた「FOR 座 REST」へ。規模は比べ物にならないけれど、この時に触れた雰囲気が、何かのイベントに関わるときの参考になっている気がする。ここに出展していたお店で将来結婚パーティーを開くことになろうとは、この時知る由もない。

 

◆7月15日 この日は友達のサプライズパーティー用の動画を撮るためにいわき中をかけずり回る。

◆7月18日 北茨城まで。

いわき出身で、震災直後にボランティアでいわき入りしていた友人といわきを巡る。北茨城までドライブしながら、その当時の話を聞く。ありきたりだけど、とても勉強になる旅だった。

 

◆7月21日 この日も友人の動画作りでいわきを回る。

写真はいわき回廊美術館で撮影終了後に。

 

◆7月25日 野馬追を見る。

初めて南相馬で野馬追を見る。この時はかなわなかったが、神旗争奪戦を一度見てみたい。ちなみにこの日は夕方、四倉でねぶたを見ている。

 

◆7月26日 安積高校でワークショップ

郡山の安積高校で野口勝宏さんの写真を使った「福島の『花』プロジェクト」ワークショップのお手伝い。妻が関わっていたからなのだが、この辺からメンバーとして頭数として、半分くらい認められてきた気がする。やりたい気持ちもあったので、本当にありがたい。

 

◆7月29日 陸前高田へ。

前回の石巻までの続きをやろうと(突然)思い立ち、陸前高田へ。浜通りとは異なる風景。以前の風景が想像できないくらいの喪失感に、言葉を失った。宿泊は箱根山テラスだった。

 

◆7月30日 石巻の牡鹿半島まで。

翌日は石巻の牡鹿半島まで足をのばし、「Cafeはまぐり堂」へ。何だか、うまく言えないんだけど、また行きたいなぁ。何度も行きたい場所である。

 

◆7月31日 いわき踊り小名浜大会に出る。

いわきに引っ越して1ヶ月足らず。参加させていただいたことが本当に嬉しかったです。翌日は自宅から花火を見ていました。

 

とまあここまで書きましたが、8月はまた次回に譲ります。全部書くつもりだったけれど、力尽きました…。なんだかんだで無職生活を満喫していたような気もします。そもそも、黙っているのが苦手な性分なのかもしれません。仕事ができないなら、せめて動き回ろうと必死にもがいていた時期だったような気もします。こうして、書いてみると、人の縁はもちろんのこと、ここで考えていたこと、見たこと、聞いたことが、いまの自分にとって大切なものばかりなような気がします。

そんな感じで。

▶︎▶︎▶︎いままでの<とまり木前夜>はこちらで読めます。

 

 

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